医学系研究に関する情報

2025年4月16日

聖マリアンナ医科大学病院の皮膚科アトピー外来で、アトピー性皮膚炎に対して生物学的

製剤(デュピルマブ、ネモリズマブ、トラロキヌマブ、レブリキズマブ)またはJAK阻害

薬(バリシチニブ、ウパダシチニブ、アブロシチニブ)による治療を受けた患者さんへ

( 医学系研究に関する情報 )


聖マリアンナ医科大学病院皮膚科では、以下の臨床研究を行っております。この研究は

、通常の診療で得られた過去の診療記録および検査結果を解析する研究です。このような

研究は、文部科学省・厚生労働省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理

指針」の規定により、研究内容の情報を公開することが必要とされております。この研究

について詳しくお知りになりたい時や、研究への参加を希望されない場合は下記の「お問

い合わせ先」へご連絡ください。

本研究は聖マリアンナ医科大学生命倫理委員会(臨床試験部会)にて審議され学長の許可を

得て実施しております。


【研究課題名】

 生物学的製剤、JAK阻害薬で加療したアトピー性皮膚炎患者の検討

      

【研究責任者】

研究責任者:聖マリアンナ医科大学 皮膚科学 宮垣朝光


【研究の目的】

 アトピー性皮膚炎とは、皮膚のバリア機能が低下し、皮膚の乾燥や痒み、湿疹が慢性的

に出現する皮膚疾患です。慢性的な湿疹や痒みにより生活の質が著しく阻害される可能性

があります。

アトピー性皮膚炎の治療薬として様々な種類の生物学的製剤やJAK阻害薬が登場してお

り、アトピー性皮膚炎の症状を改善できることが期待されています。

本研究は、上記の薬剤による治療を受けた患者さんのデータを解析し、治療の有効性に

ついて検討することを目的としています。


【研究の方法】

アトピー性皮膚炎に対して生物学的製剤やJAK阻害薬による治療を受けた患者さんの年

齢、性別、身長、体重、併存疾患、既往歴、家族歴、治療歴、治療内容、治療経過、検査

結果、EASI・POEM・DLQIなどの皮膚症状やQO+(生活の質)のスコアなどの臨床情報を

収集し、それらの関係性について解析を行います。


【対象となる患者さん】

2018年1月1日~2024年12月31日に、聖マリアンナ医科大学病院皮膚科アトピー外来

でアトピー性皮膚炎に対して生物学的製剤(デュピルマブ、ネモリズマブ、トラロキヌマ

ブ、レブリキズマブ)またはJAK阻害薬(バリシチニブ、ウパダシチニブ、アブロシチニ

ブ)による治療を開始した患者さんになります。研究期間は、2028年3月31日までです。


【個人情報の取り扱いについて】

研究で使用する診療情報は、患者さんの氏名や住所など、患者さんを直接特定できる個

人情報を削除します。また、研究成果は学会や学術雑誌などで発表することがありますが

、その際も患者さんを特定できる情報は使用しません。


【研究の資金源等、関係機関との関係について】

この研究は、文科省科学研究費補助金で実施します。企業等の第三者機関からこの研究

のための資金提供や労務提供は受けていませんので、利害の衝突は発生しません。


【参加を希望しない患者さんへ】

  この研究に参加を希望されない場合は、2025年5月16日までに下記問い合わせ先まで

ご連絡ください。あなたに関するデータを削除します。ただし、解析結果を学会や雑誌

に発表した後は、患者さんまたはご家族からの撤回の内容に従った措置を講じることが

困難となる場合があります。


【問い合わせ先】

〒216-8511

  神奈川県川崎市宮前区菅生2丁目16-1

  聖マリアンナ医科大学病院 皮膚科学

   准教授 宮垣朝光

   電話 044-977-8111(代)内線:3238 9:00-17:00

FAX 044-977-3540

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